ダニは洗濯で除去できない？自宅でできる対策法と99.9%※ 除去する方法を紹介

通常の洗濯では、アレルギーの原因になるダニの死骸やフンを洗い流すことは可能ですが、生きているダニを完全に除去することはできません。

ダニの足にはかぎ爪や吸盤のような器官が備わっており、非常に強い力で衣類や寝具の繊維にしがみついています。また、ダニの生命力は、洗剤や漂白剤につけ置きした場合でも数日間は死なないほど非常に強力です。

さらに、家庭用洗濯機にダニがついてしまった場合、洗濯の際に他の衣類に移ってしまう恐れがあるため、洗濯機を含めて完全に除去する必要があります。

ここでは、ダニ対策に効果的な洗濯方法を3つお伝えします。

1. 熱湯を使った洗濯

2. 乾燥機の高温モード

3. ダニ対策成分配合の洗剤の使用

それぞれ詳しく解説していきましょう。

ダニに効果的な洗濯方法の一つ目は、熱湯を使った洗濯です。

ダニは熱に弱く、50℃以上の熱に20分から30分さらされると死滅し、さらに60℃以上の熱にさらされた場合は一瞬で死ぬと言われています。そのため、60℃以上の熱湯で洗濯すれば、ダニを死滅させることが可能です。

効果的にダニを除去するために、熱湯を使った洗濯をする際は以下の2つのポイントを意識してみてください。

• 水温は徐々に下がってしまうため、60℃以上の熱湯を準備すること。
• 繊維の奥のダニも除去できるように、洗濯前に20分から30分浸しておくこと。

また、洗濯機はプラスチックの部品が多く使われており、60℃以上の熱湯の使用は故障の原因となるため使用できない場合があります。必ず洗濯前に洗濯機の取扱説明書をチェックし、熱湯の使用が可能であることを確認しましょう。

乾燥機の高温モードも、ダニを効果的に除去する方法の一つです。

ダニは、60℃以上の熱にさらされれば一瞬で死滅するため、乾燥機の高温モードを使えばダニを効率よく除去できます。

乾燥機の高温モードは、洗濯前におこなうことがポイントです。生きたダニを死滅させた後に洗濯すれば、残った死骸やフンを洗い流すこともできます。

最近は、乾燥モードから洗濯モードに自動で切り替わる「ダニ駆除コース」が搭載されている洗濯機もあるため、気になる方はご自宅の洗濯機に搭載されているかチェックしてみてください。

ダニ対策成分配合の洗剤の使用は、ダニの予防に効果的な方法です。

ダニ対策成分配合の洗剤は、ダニが嫌がる成分を配合することで、ダニを衣類に寄せ付けない効果が期待できます。さらに、通常の洗剤では落としきれないダニのエサとなる汚れを落とす成分が含まれているケースも多く、通常の洗濯でダニ対策ができます。

ただし、ダニ対策成分配合の洗剤は、使用方法に条件がある場合もありますので、注意事項をよく確認してから適切に使用しましょう。

ダニのついた衣類を洗濯すると、洗濯機内や他の衣類へのダニの繁殖リスクがあります。

ダニは湿気を好み、洗濯物や洗濯機内の湿った環境で繁殖しやすい特性があるため、とくに梅雨時期や夏場は注意が必要です。肉眼では見えにくいため、気づかないうちに繁殖している可能性があります。

洗濯物を放置したり、洗濯機を長時間閉めたままにしたりすると、ダニの繁殖を促進してしまう恐れがあるため危険です。

ここでは、洗濯機内や他の衣類へのダニの繁殖を防ぐ対策法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯機内のダニ繁殖を防ぐためには、以下の対策が効果的です。

• 洗濯後は洗濯機の扉を開けて内部を乾燥させる
• 定期的に洗濯槽クリーナーを使用し、洗濯機内を清潔に保つ
• 洗濯物は溜めず、こまめに洗濯する

洗濯層クリーナーは塩素系のものを使用すれば、ダニのエサとなるカビの細胞を分解できるためおすすめです。

ダニの繁殖を防ぐために、月に1回は洗濯層クリーナーを入れ、通常コースで洗濯機を回すようにしましょう。

他の衣類へのダニ繁殖を防ぐためには、以下の方法が有効です。

• 洗濯後は速やかに乾燥させ、十分に乾いた状態で収納する
• 衣類収納スペースは定期的に掃除し、湿気対策をおこなう
• 防虫剤やダニよけスプレーを適切に使用する

他の衣類にダニを繁殖させないためには、洗濯機の定期的なクリーニングと合わせて、収納時の対策をしっかり行う必要があります。

どちらかが欠けてしまうと、ダニの繁殖を抑えるのは難しくなってしまうため、定期的なケアを維持するようにしましょう。

ふとんや毛布などの大型寝具は、非常にダニが繁殖しやすい環境のため、寝具を清潔に保つには、徹底的なダニ対策が必要不可欠です。

ここでは、大型寝具の効果的なダニ対策を5つ紹介します。

1. コインランドリー
2. アイロンや布団乾燥機
3. 車内の高温を活用
4. 室内温度を下げる
5. ダニスプレーの使用

以下で詳しくみていきましょう。

大型寝具のダニ対策には、コインランドリーの大型洗濯機と乾燥機の利用が効果的です。コインランドリーの大型乾燥機は70℃程度の熱風で乾燥させるため、ダニを一瞬で死滅させることができます。

家庭用洗濯機は洗えない大容量のものでも、コインランドリーであれば大型寝具の洗濯に適した洗濯機と乾燥機が揃っています。そのため、効率的に寝具を洗濯することが可能です。

アイロンや布団乾燥機を使用することも、大型寝具のダニ対策に効果的です。アイロンは最高で210℃のスチームを出せるため、衣類に絡みついているダニすらも効率よく駆除できます。

また、アイロンをかけるのが面倒な大きな寝具の場合は、布団乾燥機がおすすめです。市販の布団乾燥機でも、60℃から70℃まで温められるため、布団乾燥機をしっかりかけることでダニを死滅できます。

ただし、布団乾燥機1回で駆除できるダニは、全体の3割程度と言われています。そのため、布団乾燥機でダニ駆除をおこなう際は、1日2回を3日連続で使用するのが効果的です。

最近はダニ駆除に特化した機能付きの布団乾燥機も販売されているので、これから布団乾燥機を購入する方はぜひチェックしてみてください。

夏場の車内は50℃以上の高温になるため、この特性を利用してダニを駆除するちょっと変わった方法もあります。

ダニは50℃以上の熱に20分から30分さらされると死滅するため、寝具を透明なビニール袋に入れて車内に数時間放置することで、ダニを完全に死滅させることが可能です。

熱を加えた後は、寝具に残ったダニの死骸やフンを洗い流すため、仕上げに洗濯しましょう。

ダニは60%以上の湿度の高い環境を好むため、室内の湿度を下げることでダニの繁殖を抑制することができます。

除湿機の使用や定期的な換気をおこない、室内湿度を適切に保つことが大切です。湿度計を設置して室内の湿度をチェックし、60%以下を維持するよう心がけましょう。

洗濯できない寝具類は、市販のダニスプレーで対策しましょう。中でも、ダニの駆除効果と予防効果を併せ持つタイプがおすすめです。

なお、スプレーを使用する際は、製品の注意事項をよく読み、適切に使用することが大切です。使用後は、ダニの死骸やフンを掃除機で回収して仕上げましょう。

大型寝具のダニ対策は、どうしても手間がかかってしまいます。時間や労力をかけずに専門的なクリーニングを依頼したい方には、せんたく便のような宅配クリーニングサービスがおすすめです。

ダニの洗濯に悩んでいる方におすすめなのが、宅配クリーニング「せんたく便」です。

せんたく便の「ふとんパック」によるふとん丸洗いでは、東京都衛生研究所による殺ダニ効果の試験により、洗浄後の高温乾燥によりコナヒョウダニの死亡率が99.9%と認定されています。また、黄色ブドウ球菌や大腸菌においても高い除菌効果があることも証明されています。

そのため、せんたく便であれば、デリケートな赤ちゃんや年配の方などがいる家庭や、花粉症やアレルギーなどでお悩みの方にも非常におすすめです。

さらに、宅配クリーニングなので面倒な持ち運びも不要です。自宅にいながら簡単にクリーニングを依頼できます。忙しい方や、大きな寝具の洗濯に困っている方などにもおすすめです。

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残念ながら通常の洗濯では完全にダニを除去することはできません。

しかし、本記事で紹介したダニ対策を継続的におこなうことで、ある程度ダニの発生や増殖を抑えることは可能ですので、ぜひ実践してみてください。

せんたく便であれば、ダニを99.9%除去することはもちろん、カビやアレルゲンも除去することが可能です。

宅配クリーニングなので、持ち運びが面倒な大型寝具でも、申し込みから受け取りまで自宅で完結できます。ダニの除去にお悩みの方はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。